リトアニアと日本の相違点(スピーチ)

はじめに

もし、宇宙から遠い星の近くにある惑星に住んでいる天文学者が我々の地球を見たら、どこがリトアニアかどこが日本か区別できないと思う。確かにそうですが、リトアニアと日本は同じ地球という惑星に位置すると言われます。地球的世界観の見地から見ると、リトアニアと日本は遠い国だと言われます。リトアニアから日本までは、約8000キロメートルの距離があり、それは地球的距離と比べて、地球半径の1.25分に当たります。リトアニアと日本の角距は約 71度です。そして、リトアニアから日本を見たら、もしくは、リトアニアから日本の方へ向きたい場合、地平線から、約35度という角度で下に向かなければなりません。数年前、世界の交通手段がまだそのほど発展していなかったとき、遠い国々は全く違う惑星のように遠くに感じられたでしょう。日本人とリトアニア人がお互い違う惑星の宇宙人でないとしても、その遠い距離によって、今も色々な相違点が残ると思われます。

地理的、政治的、科学的、教育的、言語的、社会的、地域的、文化的、行動的などの色々な相違点があります。どの点を比べても、日本とリトアニアは少し違うと思う。その色々な相違点を討論するために時間が掛かるので、本日は私にとって面白い相違点を強調したいと思います。

一項

私は日本語を身につけたいので、言語的な相違点が面白いと思います。なぜなら、リトアニア語と日本語に、相違点が多いと思うからです。

まず、第一に、リトアニア語のアルファベットは32の文字しか使いませんが、日本語の文字数はかなり上回ることが知られています。文字使用の豊かさがいい点だと思います。それは視覚的想像力を強めて、記憶力も上昇される。それによって、新しい名前やほかの情報を覚えることも容易なことになります。

次の出来事の例をあげます。あるリトアニア人が、日本人と知り合った時に、彼に「ヤニナ」という自分の名前を教えました。しかしながら何分か後に、リトアニア人が日本人の名前を忘れてしまって、もう一度名前を聞きに行った。その一方で、日本人はリトアニア人の名前を忘れなかったそうです。それで、リトアニア人は日本人の記憶のよさをほめたが、日本人が「記憶の問題じゃないよ。『ヤニナ』が、日本語で「矢に似ている』という意味がある。そこから、簡単に覚えた」と答えました。

第二に、日本語がリトアニア語より数字やほかの科学的な科目の勉強に、便利だと思います。たとえば、行列はリトアニア語でmatricaで、転地行列はtransponuota matricaで、層流はlaminarinis tekejimasで、乱流はturbulentinis tekejimasです。transponuota、laminarinis、turbulentinisというリトアニア語の用語は特殊の意味がなくて、覚えにくいですが、日本語の場合、それは新しい熟語だけです。漢字の意味を記憶していれば覚えやすい。

次ぎに、も文法的な相違点。リトアニア語で、名詞の性別、複数形や動詞の活用形などの文法的な変化がありますが、日本語にはありません。それから、時々、リトアニア語の文章である単語を変わったら、全部の文章も変わらないとだめです。その点で日本語はもっと便利ですね。

それにもかかわらず、そういうリトアニア語の文法の複雑さのために文章を短くすることがあります。たとえば、日本語で「私は家に行きます。」はリトアニア語で「Einu namo.」という二つの単語になります。「Einu」は「私はは行く」という意味があります。それで、「namo」は「家に」という意味があります。

二項

さて、言葉は変わりますがリトアニアの社会を日本の社会と比べて、一つの面白い相違点があります。日本の社会では、新しいファションがはやり出せば、大勢の人々がそれを追うという傾向があります。ですが、リトアニアの社会は同様ではありません。たとえば、このあいだ、ある日本の友達が「発明をすることが、日本人のなかで、人気になってきている。大勢の日本人が、何か新しい発明を作りたいと思っている。私も!私の友達もすべてはそうです!それは大変難しいものなのに。人々はそれは趣味だと言います。テレビで毎日何か新しい発明をした人を放送します。日本は変な国です。あるファションが始まると、それは大勢で流行を追います。」というメールを送ってくれました。

私は発明をすることに、幼いときから興味をもってますので、それは素晴らしいことだと思いました。リトアニアと日本の発明家の社会を比べると、リトアニアには、発明する社会がないように見いえるけど、日本には、少なくともwww.hatumeifile.com(発明ふぁいる)という一つの面白い発明家コミュニティーのためのサイトがあります。人々が自分の作った発明を広告したり売ったりすることも出来ます。そんなものはリトアニアではなかなか見つかりません。

最後になりますが、リトアニアと日本の間には相違点がいくつかありますが、その相違点を目立たせないで、お互いの国のいい点を習って、世界の繁栄を作ったらいいと思います。本日は、その相違点の話で世界の繁栄のために重要な役には立たないでしょう。でも、ここにいらっしゃる皆さんが、協力したら、何か大切なことが出来ると思う。

ミンダウガス・インドリューナス、2004年11月5日
第1回全リトアニア日本語弁論大会優勝のスピーチ